「はちどりのひとしずく」

ある時 森が燃えていた       すべての動物たちは 大急ぎで逃げていった。
特に 大きな強い動物たちは われ先にと逃げていった

しかし クリキンディ(金の鳥)と呼ばれる ハチドリだけは
くちばしに 水滴を一滴とっては    燃えている森に行き その森に 水滴を落とす。
そして また戻ってきては 水滴を持っていく。

それを見て 大きな動物たちは こう言ってクリキンディを笑った。
「そんなことをして、いったい何になるんだ」
それに対して クリキンディはこう言った。
「私は、私にできることをしているの」

南アメリカのキチュア民族のお話






『ナチ党が共産主義を攻撃した時、
私は多少不安だったが、共産主義者ではなかったから何もしなかった。

次いでナチ党は社会主義者を攻撃した。
私は前よりも不安だったが社会主義者ではなかったから、何もしなかった。

次いで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。
私はずっと不安だったがまだ、何もしなかった。

ナチ党は遂に教会を攻撃した。
私は牧師だったから行動した──しかし、それは遅すぎた』

──マルティン・ニーメラー (神学者)──






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